昨日、NHKの歴史ヒストリアで武田信玄の家臣統率術をやっていた。
信玄は、家臣を統率する上で、「成果主義」と「いたわり」を大切にしていたらしい。
成果主義は文字通りのことだが、徹底ぶりがすごい。
戦の時もすぐに恩賞を与えられるよう、金を保持していたといわれており、一般的に
論功は戦が終わった後という常識を打ち破っている。
また、いたわりに関しては、甲府の秘湯に家臣を招待したり、まめに家臣に手紙を
送ったりしている。手紙の中にも、信玄の気遣いがあり、「今からそちらに向かうが、
接待や掃除は不要」など、家臣に無駄な気を遣わせない努力をしている。
このような「主人の家臣への気遣い」をベースにした、武田家は、「武田24将」と
言われる程の強固な、団結力を持った軍団を築き上げている。
※「24将」というが、30人近い武将が一致団結するなど、利害関係が行動規範となる
戦国の世としては大変めずらしく、それを考えると、武田信玄の統率力、人間力は
かなりのものであったに違いない。
これは、現代社会でも十分に通じると考えられる。
日本の会社は、そのほとんどが半年に1度、社員評価が行われる。
しかも、評価を最終的に下す人は、現場の人間とかけ離れており、直属の上司の報告
次第となり、直属の上司にどれだけ「気に入られているか」が問題となる。
また、半年の仕事を平準化して捉えられてしまうため、1度の成功は1度の失敗により、
帳消しとなる。
ここでは、リアルタイムに評価される仕組みが必要だ。
戦国時代の様にすぐに「砂金で」とはいかないので、ポイント制がよいと考える。
成功、挑戦には、プラスポイント。失敗、怠惰にはマイナスポイントを都度、与える。
これには、側面が偏らない様、複数評価を取り入れる必要がある。
また、「いたわり」に関しては、人間味あふれる上司が少なくなってきている。
これは、無駄に酒を誘う上司ではない。
自分の作業に追われ、評価を気にし、組織の成長を止めてしまうリーダー、上司は
いくらでもいるが、正論だけを吐かず、現場の状況に合わせた言動を行えるリーダー、
部下の成長をしっかり考える上司は少ない。
ましてや、部下に気を遣うなど、考えも無い上司が多い。歳をとって管理職となった
人は、えらくなったと勘違いしているのではないか?上司が部下を支えているのでは
ない。組織の下が上を支えている。これは間違いの無い事実である。
そのために、上は下に気を遣い、下が思いっきり仕事をできる環境を作る必要がある。
その役割を果たしてこそ、24将という心強い集団が出来上がるのだ。
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