2016年8月30日火曜日

お金儲け話がタブーなのは江戸時代から?

先日、雑誌を読んでいたら、面白い下りを見つけましたので紹介します。

日本人はこれまで、人前でお金について話すことや、学校でお金の教育を行うことはタブーとされることが多かった。
一説によると、この背景には、江戸時代の武士が殿様から与えられた俸禄(給与)内で生活し、「金のために生きているのではない」というプライドを美徳とする意識が長く受け継がれてきたから、ともいわれている。」
(日本FP協会発刊 パーソナル・ファイナンス」

「確かにそうなのかも…」と思いつつ、「ちょっと強引だな…」という印象もありますね(笑)
確かに、武士は「いざ」という時には命をなげうってでも殿様に尽くすことが求められており、確かに「お金のためには生きていないな…」と思いますが、低禄の武士も多く、副業をしないとやっていけない時代でもありました。そのため本当かどうかはわかりませんが、刀も質に入れてしまうため、脇差をさして入るけど中身は空みたいなこともあったようです。武士こそ「お金がないと生きていけない」と強く思っていたのではないでしょうか。

また、江戸時代の人口構成における武士の比率は3〜4%と非常に低く、90%が農工商でした。
そう考えると、武士の思想だけで日本人的な思想が固まったとは到底思えず、むしろ江戸時代の思想というよりも明治〜昭和の戦前教育に原因があるのではないか?と考えます。

調べたわけではないので推測になりますが、戦前の日本は必ずしも裕福な国ではなく、当時の欧米諸国のような贅沢は官民ともにできかなったと考えられます。もっとも国防費が国家財政の30〜80%を占めていたわけで、強兵自体が国の目的でもありましたから、政府としても国民に頑張ってもらうしかなかったのかと。そのため「金儲け」ではなく「お国のために」という思想で国民を統制して勤労してもらった結果、「金儲けは悪」という思想に、はからずもなっていったように思います。


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