2013年10月10日木曜日

武田信玄の家臣統率術

昨日、NHKの歴史ヒストリアで武田信玄の家臣統率術をやっていた。

信玄は、家臣を統率する上で、成果主義」と「いたわり」を大切にしていたらしい。

成果主義は文字通りのことだが、徹底ぶりがすごい。
戦の時もすぐに恩賞を与えられるよう、金を保持していたといわれており、一般的に
論功は戦が終わった後という常識を打ち破っている。
また、いたわりに関しては、甲府の秘湯に家臣を招待したり、まめに家臣に手紙を
送ったりしている。手紙の中にも、信玄の気遣いがあり、「今からそちらに向かうが、
接待や掃除は不要」など、家臣に無駄な気を遣わせない努力をしている。
このような「主人の家臣への気遣い」をベースにした、武田家は、「武田24将」と
言われる程の強固な、団結力を持った軍団を築き上げている。
※「24将」というが、30人近い武将が一致団結するなど、利害関係が行動規範となる
 戦国の世としては大変めずらしく、それを考えると、武田信玄の統率力、人間力は
 かなりのものであったに違いない。

これは、現代社会でも十分に通じると考えられる。

日本の会社は、そのほとんどが半年に1度、社員評価が行われる。
しかも、評価を最終的に下す人は、現場の人間とかけ離れており、直属の上司の報告
次第となり、直属の上司にどれだけ「気に入られているか」が問題となる
また、半年の仕事を平準化して捉えられてしまうため、1度の成功は1度の失敗により、
帳消しとなる。
ここでは、リアルタイムに評価される仕組みが必要だ。
戦国時代の様にすぐに「砂金で」とはいかないので、ポイント制がよいと考える。
成功、挑戦には、プラスポイント。失敗、怠惰にはマイナスポイントを都度、与える。
これには、側面が偏らない様、複数評価を取り入れる必要がある。

また、「いたわり」に関しては、人間味あふれる上司が少なくなってきている。
これは、無駄に酒を誘う上司ではない。
自分の作業に追われ、評価を気にし、組織の成長を止めてしまうリーダー、上司は
いくらでもいるが、正論だけを吐かず、現場の状況に合わせた言動を行えるリーダー、
部下の成長をしっかり考える上司は少ない。
ましてや、部下に気を遣うなど、考えも無い上司が多い。歳をとって管理職となった
人は、えらくなったと勘違いしているのではないか?上司が部下を支えているのでは
ない。組織の下が上を支えている。これは間違いの無い事実である。
そのために、上は下に気を遣い、下が思いっきり仕事をできる環境を作る必要がある
その役割を果たしてこそ、24将という心強い集団が出来上がるのだ。





2013年7月20日土曜日

参院選を迎えて〜歴史認識と外交

明日は参院選である。

ここで、政策を議論する訳ではないが、最近、日本と韓国、日本と中国との関係悪化についてしっかりと考えたい。

双方とも、発端は「領土問題」である。改めて記述する必要も無いが、韓国とは竹島、中国とは尖閣諸島である。韓国との関係に至っては、橋下大阪市長の慰安婦問題もある。

私は領土問題に関しては、双方とも日本の固有領土だと考えている。それは、日本国民としての感情と、僭越ながらも少しだけ勉強した結果である。

ただ、ここでは領土問題を議論したい訳ではない。
この問題を発端とした歴史認識と、それによる日本の外交姿勢について議論したい。

日本は、戦前、帝国主義を掲げ、朝鮮を植民地化した。
朝鮮の植民地化はあくまで中国からの独立と、迫りくるロシアからの脅威を退けるためである。併合時期、日本は朝鮮に学校などの教育機関を充実させ、身分制度も廃止、土地所有権問題も解消し、農民も土地の保有ができるようになった。つまりは、この時期に朝鮮は、近代化を迎えた訳である。

これはまぎれも無い事実である。

そして第二次世界大戦で日本は敗北、無条件降伏を詠ったポツダム宣言を受け入れ、韓国を放棄した。

慰安婦問題に関しては、私の個人見解だが、強制された方もおられるだろうし、そうでない方もいたのだろうと思う。ただ、これは日本政府によりアジア女性基金が設立され、元慰安婦に対する補償がされている。(韓国内による弾圧で受け取れなかった元慰安婦もいるらしいが)

さて、これ以上の譲歩を求める韓国は、何を日本に求めているのだろうか。
仮に日本が多額の補償金を出すと判断した場合、どれほど払えば、過去のすべてを清算できるのだろうか。

そもそも、歴史問題は、多かれ少なかれ、どこの国の間にも存在する。
蜜月な雰囲気を醸し出している韓国と中国でさえ、古くは、韓国は中国に攻められて属国扱いになっているではないか。

そのような関係はありつつも、首脳同士が、両国の未来の発展と、北朝鮮の危機に着いて、冷静に話し合うのが成熟した外交というものだと思う。
それを「歴史認識の相違」という理由で、会談もしない韓国の朴大統領は、外交感覚は皆無に等しい。(だた、自国経済の閉塞を、外交カードで制御しているという考えもでき、本心からの言動とは思えない節もある)

ヨーロッパを見習ってほしい。
アジアよりも深く、暗い歴史を持っていながらも、EUという一大組織を作り上げ、経済と外交においてアメリカと対抗しうる勢力を作り出そうとしているではないか。

今、アジアは最後の市場と言われ、外資の多額の拠出で盛り上がりを見せている。
アメリカ、EUと対抗できる第三局にASEANがなれるかどうかである。

歴史問題、領土問題で喧嘩している時ではない。
日本や韓国、中国という「国」自体が生き残れるかどうかの時代になっている。

もっと未来をみるべきではないか。