11月末受験する日本城郭検定合格に向けて、勉強を兼ねて、
全国の城を巡っています。
今回は、現存12天守の内の1つ「丸亀城」に行ってきました。
丸亀城の特徴は、何と言っても日本一の「高石垣」。
写真でしか見たことがなかったので、実際に行ってみたいと
思い、ついに行ってしまいました。
丸亀城は、3層3階の木造天守を持っており、こじんまりとした
佇まいではありますが、唐破風や千鳥破風で意匠を凝らして
おり、日本最小ながらもとても威厳に満ちています。
■大手門から見た天守
日本一の高石垣と日本一小さな天守が組み合わさって、
大手門から見た天守は、かなり高所にあり、攻撃する意思を
一気に失ってしまうような工夫が凝らされているようです。
枡形は右に90度、大手門には石落しが備えつけられ、
十分な防御力を備えています。
■日本一の高石垣
天守を目指すためには、日本一と言われる高石垣を登りきる
必要があります。当然、坂道(見返り坂と言われるらしい)を
登る必要があるのですが、これがかなり急な坂道で、登るのに
ひと苦労です。
ただ、登りきった後には、美しい穏やかな瀬戸内海を背景とした
丸亀市が一望でき、素晴らしい景色を見ることができます。
(残念なことに、この日は台風が近づいていて、曇り空でした)
登りながら気づいたのですが、石垣は基本は切込接ですが、
写真でも分かる様に、下から上に行くに従い、 切込接でもその
完成度は高くなっていることが分かります。
築城までの数年で、石の加工技術が高まっていったことを物語って
いるように見えます。
(写真は、上の写真から順に、城の下部から上部に遷移する)
■天守と二の丸跡
頑張って登った先の天守閣は、やはり小さい(笑)。
本丸から二の丸跡がしっかり見えました。
二の丸には、現在も水が汲める井戸が存在しております。
この井戸は、丸亀城に伝わる悲惨な伝説(羽坂重三郎伝説)
が伝わる井戸らしいです。
■おまけ(京極家紋と、亀岡城全貌図)