2014年10月23日木曜日

現存12天守「丸亀城」〜日本城郭検定に向けて


11月末受験する日本城郭検定合格に向けて、勉強を兼ねて、
全国の城を巡っています。

今回は、現存12天守の内の1つ「丸亀城」に行ってきました。

丸亀城の特徴は、何と言っても日本一の「高石垣」
写真でしか見たことがなかったので、実際に行ってみたいと
思い、ついに行ってしまいました。

丸亀城は、3層3階の木造天守を持っており、こじんまりとした
佇まいではありますが、唐破風千鳥破風で意匠を凝らして
おり、日本最小ながらもとても威厳に満ちています。

■大手門から見た天守
日本一の高石垣と日本一小さな天守が組み合わさって、
大手門から見た天守は、かなり高所にあり、攻撃する意思を
一気に失ってしまうような工夫が凝らされているようです。
枡形は右に90度、大手門には石落しが備えつけられ、
十分な防御力を備えています。





























■日本一の高石垣
天守を目指すためには、日本一と言われる高石垣を登りきる
必要があります。当然、坂道(見返り坂と言われるらしい)を
登る必要があるのですが、これがかなり急な坂道で、登るのに
ひと苦労です。
ただ、登りきった後には、美しい穏やかな瀬戸内海を背景とした
丸亀市が一望でき、素晴らしい景色を見ることができます。
(残念なことに、この日は台風が近づいていて、曇り空でした)

登りながら気づいたのですが、石垣は基本は切込接ですが、
写真でも分かる様に、下から上に行くに従い、 切込接でもその
完成度は高くなっていることが分かります。
築城までの数年で、石の加工技術が高まっていったことを物語って
いるように見えます。
(写真は、上の写真から順に、城の下部から上部に遷移する)

















天守と二の丸跡
頑張って登った先の天守閣は、やはり小さい(笑)。
本丸から二の丸跡がしっかり見えました。
二の丸には、現在も水が汲める井戸が存在しております。
この井戸は、丸亀城に伝わる悲惨な伝説(羽坂重三郎伝説
が伝わる井戸らしいです。













■おまけ(京極家紋と、亀岡城全貌図)












国宝「犬山城」〜日本城郭検定に向けて


11月末受験する日本城郭検定に向けて、勉強がてら、
近隣の城を巡っています。

今回は、国宝「犬山城」に行ってきました。
犬山城は、日本城郭検定の問題には、必ず出てくる城です。

犬山城は、愛知県犬山市にある 木造天守閣を有する
現存12天守の1つであり、かつ、国宝4天守の1つです。
別名「白帝城」とも言われ、木曽川を長江に、犬山城を
白帝城にたとえて、荻生徂徠が命名したと言われています。

江戸時代に尾張藩家老成瀬家が城代として入場して以来、
2004年まで成瀬家が所有する唯一の個人所有の城でしたが、
現在は財団法人「犬山城白帝文庫」に移管されています。

3層4階地下2階望楼型複合式。石垣は野面積で、
天守は標高88m程の小高い山に建っている平山城であり、
本丸までにはそれなりに階段を登る必要があります。


■天守と本丸
 

 

 











現存する木造天守の最上階からは、木曽川を一望でき、
とても素晴らしい眺めです。

■天守から木曽川の展望
 

■小牧長久手の戦い等が描かれている屏風


■途中の茶屋でいただいた「ぜんざい」 



当日は、近くのホテルで宿泊し、鵜飼を楽しみました。
木曽川からは、ライトアップされた犬山城と月が見事に
組み合わさり、とても美しい姿を見せてくれました。

■木曽川から望む、ライトアップされた犬山城と鵜飼