2013年7月20日土曜日

参院選を迎えて〜歴史認識と外交

明日は参院選である。

ここで、政策を議論する訳ではないが、最近、日本と韓国、日本と中国との関係悪化についてしっかりと考えたい。

双方とも、発端は「領土問題」である。改めて記述する必要も無いが、韓国とは竹島、中国とは尖閣諸島である。韓国との関係に至っては、橋下大阪市長の慰安婦問題もある。

私は領土問題に関しては、双方とも日本の固有領土だと考えている。それは、日本国民としての感情と、僭越ながらも少しだけ勉強した結果である。

ただ、ここでは領土問題を議論したい訳ではない。
この問題を発端とした歴史認識と、それによる日本の外交姿勢について議論したい。

日本は、戦前、帝国主義を掲げ、朝鮮を植民地化した。
朝鮮の植民地化はあくまで中国からの独立と、迫りくるロシアからの脅威を退けるためである。併合時期、日本は朝鮮に学校などの教育機関を充実させ、身分制度も廃止、土地所有権問題も解消し、農民も土地の保有ができるようになった。つまりは、この時期に朝鮮は、近代化を迎えた訳である。

これはまぎれも無い事実である。

そして第二次世界大戦で日本は敗北、無条件降伏を詠ったポツダム宣言を受け入れ、韓国を放棄した。

慰安婦問題に関しては、私の個人見解だが、強制された方もおられるだろうし、そうでない方もいたのだろうと思う。ただ、これは日本政府によりアジア女性基金が設立され、元慰安婦に対する補償がされている。(韓国内による弾圧で受け取れなかった元慰安婦もいるらしいが)

さて、これ以上の譲歩を求める韓国は、何を日本に求めているのだろうか。
仮に日本が多額の補償金を出すと判断した場合、どれほど払えば、過去のすべてを清算できるのだろうか。

そもそも、歴史問題は、多かれ少なかれ、どこの国の間にも存在する。
蜜月な雰囲気を醸し出している韓国と中国でさえ、古くは、韓国は中国に攻められて属国扱いになっているではないか。

そのような関係はありつつも、首脳同士が、両国の未来の発展と、北朝鮮の危機に着いて、冷静に話し合うのが成熟した外交というものだと思う。
それを「歴史認識の相違」という理由で、会談もしない韓国の朴大統領は、外交感覚は皆無に等しい。(だた、自国経済の閉塞を、外交カードで制御しているという考えもでき、本心からの言動とは思えない節もある)

ヨーロッパを見習ってほしい。
アジアよりも深く、暗い歴史を持っていながらも、EUという一大組織を作り上げ、経済と外交においてアメリカと対抗しうる勢力を作り出そうとしているではないか。

今、アジアは最後の市場と言われ、外資の多額の拠出で盛り上がりを見せている。
アメリカ、EUと対抗できる第三局にASEANがなれるかどうかである。

歴史問題、領土問題で喧嘩している時ではない。
日本や韓国、中国という「国」自体が生き残れるかどうかの時代になっている。

もっと未来をみるべきではないか。













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