今回は、湖城。
「湖城」とはあまり聞いたことがなかったが、要は、湖など
に浮かび上がる城という理解で良いだろう。
日本三大湖城は、
1.松江城(島根県)
2.膳所城(滋賀県)
3.高島城(長野県)
である。
1.松江城
宍道湖から引かれている堀川に浮かぶ、平山城。
石垣構築には、人柱伝説が残る、興味深いお城。
2.膳所城
琵琶湖の南西(ほぼ南)に位置し、大津城、瀬田城、坂本城
に並ぶ、琵琶湖の浮城の1つ。
4重4階という天守があったとされ、湖面に映る城の姿は、
「瀬田の唐橋からねぎぼし、水に浮かぶは膳所の城」と詠われる
ほどであった。
関ヶ原の合戦時代、京極氏が治める大津城が既に存在していたが、
合戦が終わると、大津城は廃城、幕府の第一号普請事業として
膳所城が建造される。
設計は、城造りの名人、藤堂高虎。3万石の譜代大名として戸田氏
が入場し、以後、この要地を統治する城となる。
3.高島城
別名「諏訪の浮城」と呼ばれ、諏訪湖に突出した城であった。
しかし、江戸初期に諏訪湖の埋め立て事業が始まり、湖面に
映る姿は見られなくなる。
日根野氏により3重天守が造築され、近世城郭の姿をみせたが、
軟弱な地盤の為、木材を筏状に組み、その上に石垣が作られる
という当時としては最先端の技術を用いて建造された。
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