2013年5月28日火曜日

なぜ、平家は政権運営に失敗し、源氏は成功したか(1)

朝廷の機構を踏襲してしまった】

前述したが、平家は、「朝廷」という旧来の仕組みを利用して政権運営してしまった。この当時、白河上皇による悪政により、世は乱れきっていた。民たちは、朝廷に対し、憎悪こそあれ、期待や尊敬の意はない。
地方豪族も中央の公卿に取り入ることで家の繁栄を目指しており、汚職がはびこる始末。

要は、当時の朝廷は、何も期待されていない統治機構だったである。

そのような政権を引き継いだとしても、よほどの大改革をしなければ、世はなかなか変化はない。
当時の朝廷には、光はなかったのである。

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